【読書感想文】ロボット・イン・ザ・ガーデン
こんにちは、はとまめです。
数年前から活字を読む訓練で、月に4冊×12か月と目標を立てて本を読んでいます。
せっかく読んだんだから、好きな本はなにか記録をつけたい、、、
ということで、世間では夏休み期間ということもあり「読書感想文」として、ブログにまとめてみることにしました。
学生依頼の読書感想文、はじめの一冊は私の好きなこちらの本にしました。
【本の概要】
タイトル:ロボット・イン・ザ・ガーデン
著者:デボラ・インストール / 訳者:松原葉子
2018年頃、本屋さんのPOPに惹かれて購入して読んでから、このシリーズのファンになりました。近々、劇団四季の舞台を見に行ってきます^^
【あらすじ】
主人公のベンは、亡くなった両親から譲り受けた遺産で何不自由なく暮らすが、何をするにも二の足を踏み、仕事も勉強もしていないダメ男、、。対して、妻エイミーは経験を積んだ弁護士でキャリアウーマン。夫のベンと暮らす生活に不満とストレスを抱える日々を過ごしていた。
そんな中、ベンは自宅の庭で一体の壊れかけのロボットを発見する。「早くどこかへ追いやって!」と願うエイミーの思いとは裏腹に、自らをアクリッド・タングと名乗る壊れかけのロボットに次第に興味を持ちはじめ、作り主は誰かと探り始める。タングの身体からその手がかりを見つけたさなか、ロボットにばかり関心が向く夫に耐え切れず、家を出て行ってしまうエイミー。。
愛する妻に別れを告げられ、どん底に立たされるも、タングとと共に旅立つ決意を固めたベン。
ダメ男のベンとぽんこつロボットのタング
タングの作り主には会えるのか。。
二人の旅の最後にはどんな結末が待ち受けているのか。。
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ここから、読んだ感想です
【読んだ感想】
はじめは正体不明の謎ロボットという印象しかないタングですが、物語の中盤(、、いや、意外と序盤から、、?)愛着が湧いてしかたなくなります。
たぶん、わがままで、言う通りに動いてくれなくて、でもたまにちゃんとお利口さんにして賢い部分も見れて、そしてまた理解不能な行動をして、、、
そんなところが愛着が湧くポイントなんだろうなと思います笑
また、ベンにしても、初めはダメ男という印象で、エイミーの気持ちも分かるし、(無気力の時ってこうなるよな、、)との同情もありつつ読み進めますが、タングと接する中で成長していくベンの姿に心打たれます。また、ベンの中での葛藤も徐々に紐解かれていきます。
そして、なんといっても旅が終わった後のベンとエイミーの関係性の変化にも大注目です。
旅の最中に出会うキャラクター達も個性豊かで、魅力たっぷりです。
ベンとタングは手がかりをもとに何か国もめぐるのですが、わが国日本も出てきますよー!
【最後に】
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
この本の中では、アンドロイドが普及した世界が描かれていますが、政府が出すなんとやらで現実になるどころか、人類自体が人間ではなくなりそう、、と、個人的に感じる昨今、ロボットでありながらも感情豊かで、誰よりも人間らしく、優しいタングに心癒されます。
ロボット・イン・ザ・ガーデンのシリーズは今では5冊出ており、
ロボット・イン・ザ・ハウス / ロボット・イン・ザ・スクールまで読んでいたものの、最近追加で2冊出ていたことに気づき、まとめて購入しました、、^^;
新しく読み進める前に、復習として一冊目を再び読み始めたのですが、この感動をもう一度味わえてよかったです。。
この記事を読んでくださった中で、未読の方いらっしゃれば、
ぜひ読んでいただきたいシリーズです。